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社長ブログ パートナー代表 森下晃(社長)が自ら生の声でエビス.カンパニー.についての信念・考え方、またはその他日々気づいたこと、感じたことを、熱い想いで綴ります。

☆東京青山出店まであと・・・1101日!!

今日は、もと巨人軍の桑田真澄さんの講演会を聞かせてもらった。
話を聞いての印象は、彼は野球人生を含め学生時代から大変努力家で信仰心があると感じた。
そして案外マイナス思考の時もあり、すごく素晴らしいく偉大な人なのに、とても身近に感じ親しみが湧いた。
小学生のころ勉強ができず、成績はいつもドベという具合であったが、中学生ごろから野球したさに猛勉強をした(PL学園に行けるよう)
そして神様を信じ、試合などがあるたびに人の目につかないところで、トイレ掃除、グランドの雑草取りなど早く起きてやっていた。
これは野球の神様がピンチのときに助けてもらえるように、やっていたという。
そしてこの習慣はメジャーのときも同じで相手が空振りをするごとに「神様ありがとうございます」とつぶやいていたらしい。
この謙虚な気持ちと努力が彼のこれまでの野球人生を偉大なものにしてきたとわかった。
これらは以前私が、みんなに紹介した「徳を積む」という教えと似ている。
彼は猛練習のかたわら、そうじなどを一生懸命して徳を積んでたのであろう。
そしてその徳が野球人生ピンチの時、いろんな場面で役に立ち救ってもらったのだと思う。
イチローもゴルフのタイガーウッズでも同じだが、生まれつき天才という人はほとんどいない。
みんな陰では、そうとうな努力と徳積みをしていると思う。
そんな努力する人には神様もきっと助け舟をだすであろう。
私たちの商売も成功の法則は、まったく同じであるとあらためて感じた。
最後に彼は「ありがとう」の語源を話していた。
ありがとうを漢字で表すと「有難う」である。
「有難う=難が有る」とも読める。
したがって本当のありがとうは、苦しい難題が有って、それを乗り越えた時こそ「有難う!」
有難う⇒ありがたい⇒感謝!!
だから、ピンチのあとに感謝、そしてチャンスに変わるだろう。
やっぱり「ありがとう」は大切な魔法の言葉だと思った。

☆東京青山店オープンまであと・・・1107日!!

次にゼットンという名古屋を中心にレストランを経営している稲本社長の講演を紹介したい。
稲本社長のポリシーは「商売は長く続ける、絶対止めない!」ということである。
そして飲食という仕事は世の中で、人と人とのコミュニケーションを活性化さす大切な仕事だと考えている。
携帯メール、PCメールが今のコミュニケーションのツールとなるなか、人と人とがテーブルを挟み色んな話をする。
目を見て、顔を見て、笑って、時には怒って、決してメールの絵文字なんかじゃなく。
だから今後飲食業の大切さが今以上に重視されると考えている。
よく話をするが、世の中の外食という動きを戦後からみると、満腹から満足、そして安全、安心、そして快適、となってきている。
逆に考えると、今お客様が求めている「安全、安心、そして快適」のない店は近い将来排除されるに違いない。
そして彼はいま、公共施設の改善を手がけている。
なぜなら、文化会館等の公共施設は市民が集う場所であるのに、あまりにも楽しさがない。
考えてみれはそうだと思う、市役所や会館に「スタバー」などは入ってない。
でももしそれらがあれば、来た人は、たまたまあった知り合いと「ちょっとお茶でも・・・」となることもあるだろう。
名古屋で有名な公共の施設にテレビ塔がある。
彼はこのテレビ塔の展望台にレストランを作った。
普通展望台を想像してみると、質素なイメージがでてくる、よくあってもテレビゲームと有料の望遠鏡ぐらいだ。
せっかく名古屋のシンボルテレビ塔だから、もっと人が集まり楽しい思い出をつくれるような環境にするためレストランをつくった。
自分の我ではなく、市民の役に立てるようにしている。
彼はその展望レストランでウェディングをやりたいと言う。
そこで結婚式を挙げた夫婦たちの子供が大きくなって彼女とそこを訪れ「お父さんとお母さんはここで結ばれた」と話ができる。
私も子供のころ両親に連れて行ってもらったレストランにはやはり自分の家族を連れて行った。
だからやる以上は長く営業を続ける義務がある。
この「店はお客様のためにある」という原点を稲本社長はきちっと理解し飲食業のやりがいを私たちに教えてくれた。
飲食業とは、「楽しい時間を提供する」ということがキーワードだと確信した。
感謝!!

☆東京青山店オープンまであと・・・1108日!!

私たちは横浜で「居酒屋から日本を元気にする」というテーマで「居酒屋甲子園」と、それを応援する繁盛店トップの方々の講演会に参加している。
最初に全国に博多ラーメンの店舗を展開している「一風堂」のオーナー河原成美(しげみ56歳)社長の講演を紹介したい。
一風堂の店舗については以前も紹介したし名古屋店などにも行ってきたが、今回は社長のポリシーを直接聞くことができた。
会社名は「力の源カンパニー」といい設立25年をむかえる。
スタート当時は色んな飲食業態で3~4店舗あり、博多ラーメン専門店に絞ったのはここ10年ぐらい前からだ。
そしてそこからぐーっと成長をし今では関東をはじめアメリカニューヨークにも最近出店している。
10年前の横浜ラーメン博物館への出店がきっかけとなり有名になって、関東中心に博多から進出し成功している。
これ以前は、数店舗はあったが自分中心の情熱のない経営だったという。
その結果、赤字が膨らみ倒産寸前までいっていた。
爆発的なラーメン博物館の売上でようやく軌道に乗り、そのなかで「感謝」の大切さを知ることになった。
そして河原社長は「ありがとう」の原点は「生まれてこれたこと」だと強く言う。
だから、まず親に感謝できない人は先に進めない。
大人になったら、けじめとして自分の親に「生んでくれてありがとう」を伝える義務がある。
むかし、彼は両親にすごく迷惑をかけた話をしてくれた。
お父さんが定年3年前に、自分が不祥事を起こしたため、会社を辞めなければならなくなったこと。
それによりお母さんが自殺まで考えたこと。
それらが今の河原社長のバネのひとつになったと感じる。
彼は「世界中で笑顔とありがとうを集めたい」を一風堂に託している。
ラーメン一杯で真剣勝負をお客様としている。
美味しいラーメンを食べてもらい、いかに食べ残しがなく残飯カゴがキレイなままでいれるか、本気で考えている。
そして彼は「私たちはラーメンをつくっているのではない!ありがとうをつくっているのだ!」と言っている。
自分達からお客様に「ありがとう」を与えないと、お客様から「ありがとう」は言ってもらえない。
現在多くの社員達とそのポリシーを「共有」し、大切なのはそれを「共感」そして「感鳴」に変えている。
これがらスタッフの元気、活気を引き出しているのだと思う、マニュアルでもなんでもない。
一番感動したのは、最後に会場にいた私たちにこう言った。
私たち飲食店から地域を、地方を、日本を、世界を、元気にしよう!!
私たちがお客様に「ありがとう!美味しかったよ!」といわれると、とても元気とやる気がでるから。
飲食店で一生懸命に働いている人たちを励ましてやろうよ!!
自分達が他の店に言ったら「ありがとう!美味しかった!頑張って!」と言ってやってやろう!!
こう熱く言った。素晴らしいことだ!!
とてもあたたかい人間としてのやさしさを感じた!忘れていたことであったかもしれない。
同じ飲食に携わる仲間を応援する、成功はみんなでする、みんなを元気にする。
すべて自分のことより、もまわりのことしか考えていない。
本気で日本を元気にする情熱を感じた。
感動!!

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