2009年5月11日 ☆2009年スローガン『本物を目指す年!』
☆東京青山店オープンまであと・・・1564日!!
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てっぺん大嶋さんの『夢エール』というメールマガジンのなかから、今日はとても号泣した話しだったので紹介します。
少し長くなりますが、ぜひ最後まで読んでください!!
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【母の日】
今日は母の日です。
母というと、忘れられない塾生がいます。
中3の夏帆のお母さんが重い病で昨年11月に亡くなりました。
夏帆は、お母さんが入院している時には、お母さんの看病、お父さんと弟の弁当作り、家事全般、そして受験勉強と、15歳の女の子にとってはめまぐるしく忙しい日を送っていました。
事前にお父さんから知らされていた「お母さんが長くない」という事実、信じたくなかったでしょうね。
でも、それが現実になってしまいました。
12月の中頃、夏帆が塾の授業が終わった後、相談があると言って塾に残りました。そして、椅子に座った途端、彼女は泣き出しました。
「お母さんに逢いたい」と号泣する夏帆。
親のいない寂しさは私にはよく分かります。私も、そばにいた同僚も涙が止まりませんでした。
少し落ち着いた夏帆に、私はこう話しました。
「夏帆、大変だったな。夏帆のお母さんが入院するという話を聞いたのは、確か暑い夏の日だったね。
それから、3ヶ月、夏帆は学校と塾と看病と家事と本当に頑張った。塾で夏帆を見るたびに、声をかけていたけど、先生にはそれしか出来なかった。ごめんな」
「ある本を読んでいて、先生はいいことを知った。
人間は肉体と魂に分かれているらしい。そして、人間が死ぬと、魂が天国へ行き、そこで先に行った魂は、後から来る人を出迎えてくれるそうだ。
それを知り、先生は決めたことがある。先生があと何十年かして死んだ後、両親に会ったら、きっと『この世ではどんなことをしてきたの?』って聞かれると思うんだ。
そのときに、胸を張って『こんなことをしてきた!』って言える様な生き方をしようって、決めた。『さすが我が息子だ!』って褒めてもらえる生き方をしようって決めた」
「夏帆はどうする? お母さんに会った時になんて言ってほしい? 夏帆のお母さんは夏帆が高校に合格するのを楽しみにしていたね。
夏帆、親孝行したくないか? 天国のお母さんに合格の報告しないか?夏帆ができる一番の親孝行は、高校合格やで」
夏帆は涙でボロボロの顔をあげて、
「先生、私、お母さんが出た高校に絶対に入る。そして、お母さんに絶対に合格を報告する!」
と言ってくれました。
夏帆は以前は別の高校を志望していたのですが、お母さんが入退院を繰り返すようになってから、お母さんが卒業した高校を目指すようになりました。ただ、その高校が夏帆にとってはかなり難関の高校でした。
それから3ヶ月間、夏帆は学校が終わると、夕食の準備をしてから塾に来ます。
夕方7時から夜12時頃まで猛勉強を重ね、休みの日は、午前中に家事を済ませ、午後から夜12時まで勉強という日々を送りました。
それまでの夏帆からは考えられない姿がそこにありました。
夏帆は何も言わないのですが、目の下にクマを作っていました。睡眠時間を削って頑張っていたんでしょう。
3月17日、夏帆は無事に入学試験を終えます。そしてとうとう、翌週24日午前10時、合格発表の時がやってきました。
朝からドキドキしながら待っていると、私の携帯が鳴り、夏帆の第一声が、
「先生、受かったよ。お母さんに親孝行できた!先生、ありがとうございました!」
「おめでとう、夏帆! よくやった! さぁ、お父さんに連絡しろ!」
その後は、ただただ感涙でした。
誰かのために人間は頑張れるのですね。
夏帆によって大切なことを思い出すことができました。
?
今日は、大好きなお母さんの笑顔のために、熱く熱く生き切る一日にしよう。心からの感謝を込めて♪♪♪
お母さん、いつもありがとう!
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いかがでしたでしょうか!
人は弱い生き物だと思います。
でも、このように自分以外の人のためなら計り知れない力を発揮できます。
不思議ですね~!
神様が何のために(生き物のなかで唯一)考える力を『人』に与えたか理由がみえてきますね。
たった一度きりの人生です、どれだけ人の役に立つ仕事ができるかが私たちのミッションです!!
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
感謝!!