2013年12月5日 木曜日
ヘルシーライフスタイルなどプロデュース
~モノからコトへ 2013~
みなさん!おはようございます!!
今日も素晴らしい一日の始まりです!
もうみなさん知っているように、日本の和食がユネスコの無形文化財に登録されました。
素晴らしいことだと思います。
日本料理の特徴は「うま味」「発酵」「包丁技術」と言われています。
中でも「うま味」と言えば、ダシはその最たるものでしょう。
私は入社してから約20年間は現場(店)に入っていました。
当時はセントラルキッチンも無かったので、毎朝ダシを取る作業が日課だったのです。
ダシは前日から水に昆布と煮干しを浸していく。
翌朝 火をつけ沸騰直前に昆布と煮干しを取り出す。
そして独自に配合した削り節を入れうま味を煮出す。
時間になれば削り節をこし、出来るのがダシです。
今も麺工房と東京二代目甚八では、この作業を毎日やっている。
このダシには日本独特のやり方があると思う。
それは使用する コンブ・煮干し・削り節、に手間がかかっていることです。
これらすべて乾燥させて、うま味を凝縮させてあるのです。
さらに削り節には、カビをつけ香りとコクが出るように手間をかけている。
日本のうま味は、この素材を生かす行程から始まるのです。
「発酵」というと代表的なのは大豆から出来る、みそや醤油です。
これも大豆に独特のカビをつけ長い間熟成させて、やっと出来るのです。
どれも手間暇かけて仕上げるんですね。
こうやって考えると、日本人は素材の活かし方をしっかりと考えていると思います。
魚は、生で食べる刺身から焼き物、煮物、そして干物、さらには削り節。
野菜でも、サラダはもちろん、発酵させる漬物。
特に乾物や発酵は、保存したいということもあったのです。
考えてみると、とにかく和食は行程を丁寧にしている。
そして我々のうどん文化も、今回の無形文化財のひとつです。
そんな誇りを持って、グローカルを進めていきたい。
それではみなさん、今日も・素敵な・一日を!
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃