2015年3月2日 月曜日
~明るさという性質を持つこと!~
パートナーのみなさん!おはようございます!!
昨年の春ぐらいから様々なものが値上がり傾向にあります。
当時は原油高の背景があり、電気・ガスの価格が上がりました。
その少し前には、だしの主原料である削り節が、船の燃料が上がったという理由で、すでに値上がりをしています。
さらにここにきて、円安の影響で肉類の納入価格が上がっています。
取り扱う豚肉は鈴鹿産のなのですが、エサなど管理費が上がったということです。
消費税が8%になったのは、我々もそれに合わせて商品を8%にさせて頂いているので問題はありませんが、
今の仕入れと経費の値上がりで、会社全体での収支のバランスが崩れている状況です。
これに伴い、二年ほど前からは経営改善計画を実施しています。
まずは役員報酬の減額をやりました。
店では水道光熱費のムダを減らす努力、そして売上に対するシフトコントロールをマネージャー達にお願いしました。
さらに昨年からは各店の棚卸を集計し、締め日に合わせ在庫を極力減らす努力もしています。
ただこれでもまだ収支のバランスが取れていないのです。
このまま続けようと思うと、仕入れと経費の内容の見直しをせざるを得なくなります。
例えば、だしについては「白だし」という薄めるだけのものがあります。
これなら全て店で簡単に完結しますが、化学調味料や保存料が含まれている。
もちろん味もどこにでもある合成の味になってしまう。
入れ放題のネギにもこだわっていて、国産で自社工場でカットしている。
これも入れ放題を止め、外国産で保存料のきいたカットネギにすれば安くすむだろう。
この他にも内容を下げようと思えばいくらでもあります。
しかし、こうやってどんどん進めてしまうと、
創業当時から我々が守っている「手作りの味」が失われてしまう。
また化学調味料や保存料は使用せず、人の命の源である食を安心安全な状態で提供する、という一番大切にしているポリシーもなくなる。
これらは我々のビジネスを根底から変えることになり、要は金儲けだけになってしまうのです。
こんなことでは創業者の意思を継ぐことはもちろん、40年間続いた商売を揺るがすことになる。
この状況を経て、我々が世の中のお役に立つ食のビジネスを存続するには、お客様にも少しご負担頂かないと進めないと、判断しました。
そしてこの度 4月1日より価格の改定を実施する決断をしました。
値上げ幅は10%が目安です。
さらに昨年の4月から消費税が8%になり、世の中の消費水準も3%上がっています。
これに伴い大手企業ではすぐさま給与の3%ベースアップに踏み切りました。
私どもも遅れながらこの責務を果たしたいと思い、3%のベースアップを行います。
そしてこの機にお客様へのさらなるサービス力向上のために、スタッフの教育研修を重ね、より良い接客を実現したいと考えています。
価格改定の告知は本日から順次、店頭に張り出します。
パートナーのみなさんは、これをよく理解して頂き、一致団結で乗り越えたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃