2017年3月6日 月曜日
スローガン『多店舗展開に向けて さらにステップアップする年!』…
〜すべてはみんなの Happy time のために〜
今日のテーマは「本当の三方良し」です。
カンブリア宮殿で 久しぶりに感動する会社がありました。
「気仙沼ニッティング」です。
http://www.knitting.co.jp/
ここはオーダーメイドのカーデガン等を企画販売している会社です。
設立は2013年6月、場所は気仙沼市、代表は御手洗さんという女性です。
事業内容は、手編み商品の企画販売などです。
ニッティング代表の御手洗氏は当時「ブータン」国で仕事をされていて、震災を機に役に立ちたいと帰国、そしてこの事業を立ち上げられたのです。
社員は自分以外に女性1人です。
でも本事業を通じ、すごく大きな貢献をされているのに感動したのです。
震災後、復興は徐々に進んでいるように見えたが、実際は人々の精神的な復興は進まず、沈滞ムードがあったのです。
そんな中、地元の 特に女性達が何かに打ち込めるようにと、編み手さんを募り「やりがい」という復興を進めた訳です。
まったくの第三者の私がこんな紹介をするのは おこがましいのですが、、。
ただ気仙沼市といえば我々も、震災直後の4月に気仙沼高校避難所へ、うどんの炊き出しに行きました。
それから数ヶ月、我々も何か復興のお手伝いが出来ないかと考えていました。
そして気仙沼に新しい仕事を作ろうと考え、うどん店開業支援として現地で説明会を準備したのも事実です。
でも実際フタを開けてみると、誰も説明会に来られませんでしたが。
結果、一度の説明会だけで断念してしまったのです。
そういう経緯もあり、気仙沼ニッティングを知り とても共感しました。
さてここからが今日のテーマ「本当の三方良し」の話です。
三方良しとは、
・買い手良し
・売り手良し
・地域良し
です。
気仙沼ニッティングは、見事にこれを実現しているのです。
実はここの手編みのカーデガンは、一着15万円もします。
それがなんと今は、200人ものオーダーが入っているのです。
すごい人気ですよね。
聞くと代表の御手洗氏は、この15万円という価格を基準に事業を始めたというのです。
編み手の方にしっかりと給与を支払い、安定的に会社の運営ができ、続けることで地域の貢献にもなる。
まさに三方良しを目指したのです。
ただ、一着15万円のカーデガンはものすごく高いハードルだったと思います。
それを、高い商品力と企画力そして実行力、これらで見事に成功させたのです。
そして御手洗氏はこう言われてました。
お客様に喜んでいただくために、スタッフにしわ寄せがいってはいけません。
スタッフが喜ぶために、お客様にしわ寄せがいってもいけません。
そして会社の繁栄のために、お客様やスタッフにしわ寄せがいってもいけません。
これを聞いて私はさらに感動しました。
そしてこの考えこそが「本当の三方良し」なのです。
誰もが言葉ではわかっているかもしれません。
でもこうやって本当の三方良しを実現されたのです。
詳しくはニッテイングのサイトを見て下さい。
画像は、ゑびすや3月のメニュー です。
それでは今日も素敵な一日を!
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃