☆東京青山店オープンまであと・・・1108日!!
私たちは横浜で「居酒屋から日本を元気にする」というテーマで「居酒屋甲子園」と、それを応援する繁盛店トップの方々の講演会に参加している。
最初に全国に博多ラーメンの店舗を展開している「一風堂」のオーナー河原成美(しげみ56歳)社長の講演を紹介したい。
一風堂の店舗については以前も紹介したし名古屋店などにも行ってきたが、今回は社長のポリシーを直接聞くことができた。
会社名は「力の源カンパニー」といい設立25年をむかえる。
スタート当時は色んな飲食業態で3~4店舗あり、博多ラーメン専門店に絞ったのはここ10年ぐらい前からだ。
そしてそこからぐーっと成長をし今では関東をはじめアメリカニューヨークにも最近出店している。
10年前の横浜ラーメン博物館への出店がきっかけとなり有名になって、関東中心に博多から進出し成功している。
これ以前は、数店舗はあったが自分中心の情熱のない経営だったという。
その結果、赤字が膨らみ倒産寸前までいっていた。
爆発的なラーメン博物館の売上でようやく軌道に乗り、そのなかで「感謝」の大切さを知ることになった。
そして河原社長は「ありがとう」の原点は「生まれてこれたこと」だと強く言う。
だから、まず親に感謝できない人は先に進めない。
大人になったら、けじめとして自分の親に「生んでくれてありがとう」を伝える義務がある。
むかし、彼は両親にすごく迷惑をかけた話をしてくれた。
お父さんが定年3年前に、自分が不祥事を起こしたため、会社を辞めなければならなくなったこと。
それによりお母さんが自殺まで考えたこと。
それらが今の河原社長のバネのひとつになったと感じる。
彼は「世界中で笑顔とありがとうを集めたい」を一風堂に託している。
ラーメン一杯で真剣勝負をお客様としている。
美味しいラーメンを食べてもらい、いかに食べ残しがなく残飯カゴがキレイなままでいれるか、本気で考えている。
そして彼は「私たちはラーメンをつくっているのではない!ありがとうをつくっているのだ!」と言っている。
自分達からお客様に「ありがとう」を与えないと、お客様から「ありがとう」は言ってもらえない。
現在多くの社員達とそのポリシーを「共有」し、大切なのはそれを「共感」そして「感鳴」に変えている。
これがらスタッフの元気、活気を引き出しているのだと思う、マニュアルでもなんでもない。
一番感動したのは、最後に会場にいた私たちにこう言った。
私たち飲食店から地域を、地方を、日本を、世界を、元気にしよう!!
私たちがお客様に「ありがとう!美味しかったよ!」といわれると、とても元気とやる気がでるから。
飲食店で一生懸命に働いている人たちを励ましてやろうよ!!
自分達が他の店に言ったら「ありがとう!美味しかった!頑張って!」と言ってやってやろう!!
こう熱く言った。素晴らしいことだ!!
とてもあたたかい人間としてのやさしさを感じた!忘れていたことであったかもしれない。
同じ飲食に携わる仲間を応援する、成功はみんなでする、みんなを元気にする。
すべて自分のことより、もまわりのことしか考えていない。
本気で日本を元気にする情熱を感じた。
感動!!