☆東京青山店オープンまであと・・・1107日!!
次にゼットンという名古屋を中心にレストランを経営している稲本社長の講演を紹介したい。
稲本社長のポリシーは「商売は長く続ける、絶対止めない!」ということである。
そして飲食という仕事は世の中で、人と人とのコミュニケーションを活性化さす大切な仕事だと考えている。
携帯メール、PCメールが今のコミュニケーションのツールとなるなか、人と人とがテーブルを挟み色んな話をする。
目を見て、顔を見て、笑って、時には怒って、決してメールの絵文字なんかじゃなく。
だから今後飲食業の大切さが今以上に重視されると考えている。
よく話をするが、世の中の外食という動きを戦後からみると、満腹から満足、そして安全、安心、そして快適、となってきている。
逆に考えると、今お客様が求めている「安全、安心、そして快適」のない店は近い将来排除されるに違いない。
そして彼はいま、公共施設の改善を手がけている。
なぜなら、文化会館等の公共施設は市民が集う場所であるのに、あまりにも楽しさがない。
考えてみれはそうだと思う、市役所や会館に「スタバー」などは入ってない。
でももしそれらがあれば、来た人は、たまたまあった知り合いと「ちょっとお茶でも・・・」となることもあるだろう。
名古屋で有名な公共の施設にテレビ塔がある。
彼はこのテレビ塔の展望台にレストランを作った。
普通展望台を想像してみると、質素なイメージがでてくる、よくあってもテレビゲームと有料の望遠鏡ぐらいだ。
せっかく名古屋のシンボルテレビ塔だから、もっと人が集まり楽しい思い出をつくれるような環境にするためレストランをつくった。
自分の我ではなく、市民の役に立てるようにしている。
彼はその展望レストランでウェディングをやりたいと言う。
そこで結婚式を挙げた夫婦たちの子供が大きくなって彼女とそこを訪れ「お父さんとお母さんはここで結ばれた」と話ができる。
私も子供のころ両親に連れて行ってもらったレストランにはやはり自分の家族を連れて行った。
だからやる以上は長く営業を続ける義務がある。
この「店はお客様のためにある」という原点を稲本社長はきちっと理解し飲食業のやりがいを私たちに教えてくれた。
飲食業とは、「楽しい時間を提供する」ということがキーワードだと確信した。
感謝!!