2011年4月26日 火曜日
『善きものを他人に与えようとする性質をもつこと!』
みなさん!おはようございます!!
『津波の爪跡』
今回私たちを現地で受け入れてくれたのは気仙沼商工会議所青年部OBの坂井さんのです。
炊き出しが終わったあと坂井さんは、是非津波の被害にあった地域を
見てほしいと私たちを車で案内してくれた。
実は炊き出しをした避難所や、そこまでの道中ではテレビで見るような悲惨な光景は見らず、ここがほんとうに被災地なんだろうかとさえ感じいていた。
しかし避難所を出てしばらく港のほうへ走ると、ある交差点を境に目に入る光景がどんどん変わっていく。
建物の様子が変だ。
家の一階部分が押しつぶされ傾いている。
そして気仙沼港に着いたときには、テレビで見るあの景色に変わっていた。
大きな船が何艘も港に打ち上げられたり、車を押しつぶしたりしている。
燃えたあとの黒焦げの大きな船が何艘も泊ている。
漁業で栄えていたはずの市場も見る影も無く柱と屋根だけが残っている。
そのすぐ後ろには、たくさんの民家があったというが、ガレキの山になっていて、ぐちゃぐちゃである。
またテレビでは伝わらない臭いが強烈にする。
魚の腐った臭いと、あとはあまり普段嗅いだことのない臭いが混じって、なんとも言えない。
そこからどんどん進むころには、もう言葉が出なかった。
道も冠水したらしく、土がもってありデコボコである。
とにかく、どうしたらこんなにグチャグチャになるのか、というぐらいひどい。
この景色は、テレビでみるようなものではない。
何か妙に静かで恐ろしい。
私は思わず手を合わせて拝んだ。
そして坂井さんの説明によると、こんな景色がずーっと海沿いに続くという。
今回の被害は、地震による揺れや火事で被害が大きくなったのではない。
完全に津波が起こした大きな被害である。
案内してもらい、すべてが生まれて初めて見るとても衝撃的な景色だったが、
やっぱり見させてもらって良かったと思う。
私たちの出来ることは、ふたつ。
まずこの大きな被害を伝えること、
そして一日も早くみんなが元気になるように、自分たちの志事を一生懸命やり、日本の経済回復の一部となること。
気持ちだけ落ち込んでいても何の力にもならない。
元気にやることである!
今回に気仙沼行きは、自分の人生の中でも忘れられないひとつになった。
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃