2012年7月10日 火曜日
『元気なあいさつナンバーワン!』
みなさん!おはようございます!!
『これからの地産地消』
鈴鹿市地産地消推進委員会の会議があった。
私は商工会議所からの出向で 昨年度からこれに参加している。
会議のはじめに三重大学の先生が講演をされ、地産地消の実際のメリットデメリットが発表された。
我々は 数年前から地産地消に取り組んでいるので、この話はよく分かる。
要は、生産者・販売者と消費者とのズレが多少なりとあるということです。
消費者がこれに求めるものは、例えばスーパーでみると、
まずは、安心なのは当然で、価格、量、鮮度と続く。
現状を見てみると、実は地元産のほうが高い場合もある。
あとは、品揃えも課題で、欲しい時に欲しいものが無い時もある。
鮮度についても、今はスーパーの野菜も十分新しい。
結局は競争の原理が働き、地元産を購入するには上のニーズを満たす理由がいるのです。
これは我々がこだわっている 鈴鹿小麦のうどんも全く同じです。
希少価値だけでは、ほとんど見向きもされません。
鈴鹿小麦の麺は、他とどう違うのか理由がいるのです。
そこに焦点をあてて我々は麺の改善をしている。
今の目標は、圧倒的に美味しい麺にすることです。
そのためには鈴鹿小麦をどう使うかです。
先生の講演にもあったが、地元産には地元産のいいところがある。
そして他産には他産のいいところがある。
これを認めることだということです。
何もかも地元産にこだわっていると、結果 消費者のニーズからズレることが起こるからです。
よって我々も、圧倒的に美味しい麺にするために、100%鈴鹿産を外しました。
今では40%ぐらいは 北海道産を使っています。
ただ鈴鹿小麦あやひかりは、ねばりの強い特長があるので麺としてはいい。
これも製粉の方法で、もっと生かせることもできる。
今 我々は夏休みに向けて、この圧倒的に美味しい麺を仕上げている。
結局はお客様に支持されなければいけない。
「美味しいうどんだね!」と言われて、はじめて「鈴鹿の小麦を使っています」と言える。
これからの地産地消は、100%にこだわるより地元産をうまく活用する、
ハイブリッドがキーワードだと考える。
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃