2009年2月8日 2009年スローガン『本物を目指す年!』☆東京青山店オープンまであと・・・1687日!!土曜日に、農家のこせがれネットワーク会議に参加してきました。
この会は、農家のこせがれ(息子)をはじめ私のような直接農業をしていなくても、これからの農家を産業としビジネス化しようと志すグループである。
考え方は“一次産業をかっこよくて・感動があって・稼げる3K産業にする”で一番早い方法は東京に集まる農家のこせがれが実家へ帰り、親のあとを継ぐ!ということでこの名前がつけられた。
午前中の会議では、実際、農業を継いでいらっしゃる方のパネルディスカッションが行われ、一次産業を盛り上げていくにあたり色んな課題が浮き彫りになっていた。
私もこの前から鈴鹿で農業に携わっているかたの話を聴いていたので、およそはわかっていた。
まず自分達が作ったものが、どこの誰が買い、どう思って食べているか、がまったくわからないというのが一番のネックになる。
事実上、農家のかたのお客様はJAや市場になっている。
そのお客様では、作物の色や形が第一優先になってしまい肝心の味が後回しになってしまってることが多い。
わかっていても買ってもらうのは、そのJAや市場なので言うことを聞くしかないのだろう。
もし、私たちの“うどん”を食べているお客様がまったくわからず、出荷するだけだったらどうだろう。
「美味しいかったよ!!」なんて言ってもらうことは、まずない。
スーパーなどに卸していて見た目や安全重視だけでつくるなら、どこまで美味しい商品が生まれるだろう。
つまり、生産市場へ卸すまでが自分達の仕事。
相場と規格がすべて。実際、農家のかたのほとんどは、これをやっていると思う。
生産・流通・消費がまったく別々のものになっている。
農業=生産工場
あるかたの話で「青森でも美味しいりんごをつくる人がいない!色やかたちを追求している」とおっしゃっていた。
農家のかたの批判をするきはまったくないが、このような物流の仕組みが今の現実をつくっている。
それにプラス国の補助金制度・・・、なんと年間2.6兆円!!もちろん私たちの税金。
でも、これではいけない!美味しい作物を直接消費者にとどけよう!と志を持つ農業のかたが全国で少しずつ増えてきているのも事実です。もちろん今回の会議では、この方達の集まりです。
会議に参加して、ますます今進めている鈴鹿小麦ブランディングプロジェクトが間違ってないと確信した。
私たちは農家から出来るだけ近いかたちで商品を買いたい。
そして私たちの店で、生産者の方たちが自分の作ったものを食べられる!
ましてや、まわりで食べているお客様の喜んでいる表情も見れるのだから、もっといい作物をつくろうと思ってくれるだろう。
絶対に農業に対してのほこりとやりがいを持っていただける!
そして先輩などの協力で、もうすぐ世界初の鈴鹿小麦100%うどんが出来上がる。
味はどんなふうになるかわからないが、なんせ純粋な鈴鹿小麦だからすごく楽しみだ。
まずは今回ご尽力をいただいているみなさんを呼んで試食会を行います。
もちろん各店にも届けるので、みんなで試食しましょう!!
関係者のかたに感謝!!