2016年7月16日
社長のブログ Vol.1256より
『価値観とその順番』
パートナーのみなさん、おはようございます!
今日のテーマは『価値観とその順番』です。
昨日は久しぶりに藤井社長のセミナーに参加できました。
藤井社長はPCトラブルで6月からfacebookの投稿をやめられています。
昨日までの約1ヶ月半は以前の投稿を読み返し再学習をしていました。
実はその間 お身体のことを心配していましたが、相変わらずお元気で安心しました。
セミナーの内容は経営講義形式で行われ、参加者の困りごとに答えるのが中心です。
最初の質問は、コンセプト作りが どうも上手くいかないという内容です。
それに対し、コンセプト作りの前に最も大切なのは、ビジネスに於いての価値観をシッカリと持つことだということです。
ビジネスに於いての価値観は見えない部分ですが、企業での行動指針を示す基準となるものです。
そして価値観の順番が非常に重要になるのです。
例えば「早い、安い、うまい」という価値観があります。
スタッフはこの優先順位で動きます。
第一優先は「早い」提供スピードになります。
次に「安い」価格ですね。
最後に「うまい」味です。
麺と天ぷらは、茹でおき、揚げおき、ダシ汁も常に湯せん状態。
味も考えるのですが、早いが先なのでこうなります。
一般的には立ち食いそば店等を想像します。
逆に同じ価値観でも「うまい、安い、早い」という順番になればどうでしょう。
美味しさを追求することが第一優先になるので、全く別の店になると言ってもいいでしょう。
そして我々の創業店舗である「旧ゑびすや」は「うまい、手作り、効率」この価値観の順番だったと思います。
私は、まずは美味しいものを出したいという父の研究熱心さを見てきました。
「一生勉強やな」そんな父の言葉を思い出します。
それは90歳を超えた今でも変わっていません。
自宅の小さい工場で、日々漬物作りに励んでいます。
次に思い出す言葉は「真面目にやる」です。
昭和40年代の高度成長期だったので、ある意味何をやっても許される時だったと思います。
調味料も色々出てきて、インスタントのダシ汁なども一般的に使われていました。
これを使えば効率も良く、コストダウンも出るからです。
味も当時は今ほど求められなかった(知らなかった)ので、これで通用したのです。
でも父は手作りにこだわっていました。
これが真面目にやるという意味です。
最後の「効率」は、店のレイアウトにありました。
カウンター15席のみだったのです。
セルフではないのですが、お冷も、オーダーも、提供も、そして下げも、ほとんどがカウンター越しでした。
平日ランチは、父と母とパートさんの三人でも回せたと思います。
非常に効率の良い店でした。
そして今の我々の価値観とその順番は。
1.安全(Safety)
2.美味しい(Gusto)
3.健康的(Healthy)
4.楽しい時間(Fun time)
5.利益(Profit)
こう考えます。
安全と美味しいの順番は難しいのですが、食材はもちろん店内の設備なども考え安全を第一にしました。
5項目と多いのですが、今の時代どれも外せません。
そしてどれも欠かせないのですが、この順番で行動するということです。
さらに最も大切なことは、この価値観と順番をパートナー全員で共有することなのです。
画像は藤井社長セミナーでの価値観の方向性と、週末に麺の匠と甚八で出ているきゅうり棒です。
それではみなさん、今日も素敵な1日を!
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃
2016年7月5日 火曜日
パートナーの皆さん、おはようございます!
第14期の決算が確定しました。
結果は昨年と比べ、売上が約3%の減収、利益は約1.5倍の増収でした。
売上減収については、以前から話しているように人手不足が一番大きな要因だと考えています。
利益について数字的にはよく見えますが、昨年が低かったこともあるので、自分的には全然納得がいっていません。
決算は会社にとっての成績表です。
我々は、もっともっと上を目指さなければいけないのです。
まず売上を伸ばす、その一番有効的な手段は やはり出店です。
我々は2010年以来6年間、出店ができていないのです。
もう始まっている第15期についても出店を見送り、
既存店の売上アップと利益確保を重点課題として進めています。
ただ、納得のいかない決算がでると出店意欲が湧いてくるのです。
藤井社長も言われるように、相変わらず日本の外食企業への就職希望は少ない。
現場労働がキツイ、休みが少ない、その割に給料が安い、これが大きな要因です。
これらは自社の社員とパートナーを見ていて日々感じて、いつも自社の課題だと考えています。
そしてみんなには、一生懸命頑張ってくれているのに十分にしてやれず、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
この課題を解決したい!これが出店意欲の大きなひとつでもあるのです。
そして売上分母が増え、潤沢な利益が出てくれば、これらの課題の幾つかは解決できるのです。
ただ現状は本当に中途半端だと自分自身感じています。
我々の未来予想図では、2020年までに10店舗にする計画です。
この目標を10年ほど前に掲げ、やっと4店舗です。
ですから本当に10店舗にするには、100店舗の事業計画がいると思います。
資金調達も含め、本気で100店舗を目指す考え方に変えなければいけないのです。
最近そう強く感じています。
それではみなさん、今日も素敵な1日で!
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃
2016年6月23日 木曜日
パートナーのみなさん、おはようございます!
6月度が終わり、相変わらず厳しい業績が続いています。
全店予算対比で90%、そして全店昨年対比では98%と、予算を大きく下回ってしまいました。
そんな中でも東京甚八は絶好調です。
予算をクリアーして昨年対比では二桁伸びです。
先月末放送されたテレビの影響もあるのですが、それをこなす山上マネージャーと匹田くん、そしてパートナー達の頑張りなのです。
人手不足なのに本当にすごいと思います。
人手不足というと、その影響が出ているのは麺の匠と甚八です。
以前から両店の売上が悪い原因は、人手不足による回転率ダウンと仮説を立てていたのです。
とくに週末にその影響が出ていると考えています。
麺の匠はフードコートなので、全盛期の週末には9人、時には10人体制で回転を上げていました。
注文口で並んでおられるゲストにはハンディでオーダーをとり、注文口での料理提供の待ち時間をなくしていました。
天ぷらは2人体制で切らさないように 揚げ通し、
さらにレジは2台でこなし、
サービスの薬味コーナーは3セット設置していたのです。
これらによって一連の流れを、詰まることなくスムーズに回していました。
その結果大きな売上を実現していたのです。
今はこれをやりたくても、人がいないから出来ない悔しい状況です。
一方、甚八はロードサイド店です。
ミニストップ、すき家、そして甚八の3店舗で駐車場を共有しています。
ですから日曜の昼になると、駐車場は空きを探す車で右往左往しています。
甚八も全盛期には最低でも8人で回し、80席の客席をフル回転させていました。
あまりにも提供スピードが早いのですぐ満席になってしまい、席が空くのを待つために提供を調整していたぐらいです。
このように麺の匠と甚八は課題が鮮明になっているので、人手不足さえ解決すれば売上を伸ばす可能性が見えてきます。
重要なことは、この可能性をマネージャーが理解することです。
そしてパートナー伝え、時間帯毎の目標数字を明示し達成を目指す。
こうして皆んなで意識すれば、必ず結果はでると考えます。
ぜひ取り組んでいきたいと思います。
それではみなさん、今日も素敵な1日を!