2015年12月9日 水曜日
社長のブログ Vol.1227より
『食が大きく変わる時!』
2016スローガン
『今ご来店頂いているゲストに もう一度来て頂く!』
2016年はこのスローガンを営業のテーマに進めます。
群馬県高崎市で受けた藤井社長のセミナーで、こんな質問をしました。
「博多一風堂」と「来来亭」は同じラーメンを扱う店なのに立地が全然違うのはなぜですか?
一風堂は都心立地、来来亭は地方立地だからです。
またコーヒー店では、「スターバックス」と「コメダ」も同じことが言えます。
これは 立地の違い=コンセプトの違いということです。
そしてコンセプトの違い=ターゲットの違いになります。
ここには大きなヒントがあると考えます。
一風堂の創業店は、博多の天神という繁華街にあります。
以前は地方の郊外立地に出店したそうだが、ことごとく失敗だったと聞いています。
その後 東京に進出し、都心の40坪が一風堂にとって一番の成功モデルだと気付き、一気に拡大をしたのです。
一方確かに、来来亭やコメダコーヒーは都心では皆無で、圧倒的に地方で成功モデルを築き上げてきています。
次にコンセプトの違いは明確ではないですが、
トンコツラーメンが主力の一風堂は、仕込み中に出る特有の臭い匂いを極力抑え、また一般的には油でギトギトだったラーメン店を、オシャレでモダンな内装にし臭いのない清潔感を全面に出したのです。
こうやって女性を意識した店づくりが都心立地に合ったというわけです。
話は変わりますが、先週オープンした「イオンモール常滑」に行きました。
フードコートには「はなまるうどん」が出ています。
最近では「丸亀製麺」が出店を抑えているので、ここか「宮武製麺」が多い。
たまに違ったうどん店もあるが、フードコート=讃岐うどんは変わりません。
そんな中、うどん店以外で行列が出来ている気になる店があります。
一つ目はイオンモール四条畷フードコートにある「豚屋とん一」です。
http://tabelog.com/osaka/A2707/A270704/27088174/
ここは丸亀製麺のようなエンターテイメント性があると思ったら、やはりトリドールがやっていました。
もう一つはイオンモール常滑レストランにある「いきなりステーキ」です。
http://tabelog.com/aichi/A2304/A230402/23058111/dtlrvwlst/
ここはペッパーランチのペッパーフードサービスがやっていて、レストランなのに基本は立ち食いの店です。
そしてこの2店の共通点は「目の前で調理するエンターテイメント性」です。
これも大きなヒントです。
これからは、女性とシニアの時代。
フードコートの客単価が上がり、ファストフードからミドルフード化。
そしてエンターテイメント性。
また「シェイク シャック」が話題になるように、食の安心・安全思考。
このように外食産業が大きく動いていると感じます。
1971年にマクドナルドが日本に上陸して、食の欧米化が進み大きく変わったように、
後から振り返ると、今の時代が再び食が大きく変わったと言われる時のように思います。
それではみなさん、今日も・素敵な・一日を!
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃
2015年12月1日 火曜日
社長のブログ Vol.1226より
『今ご来店頂いているゲストに もう一度来て頂く!』
先週の衛生品質向上委員会の冒頭でマネージャーの皆さんに以下のようなお願いをしました。
上半期を終え売上予算に対して大きくマイナスをしています。
これは事業計画が順調でないことを表し、資金繰りを悪化するだけでなく、取引のある金融機関に対してもマイナスイメージになります。
そうなると今後の資金調達に大きく影響してしまうのです。
その結果、我々がやりたい事が出来なくなってしまいます。
だから日々の売上に始まり、月度の予算達成は非常に重要な責任です。
予算に対しマイナスが当たり前になっていてはダメです。
ではどうすればいいのか?
この取り組みはとてもシンプルです。
『今ご来店頂いているゲストに、もう一度来て頂く』
これに尽きるのです。
割引きでも何でもありません。
ただこれだけです。
ただし、これを店のパートナー全員が実行することです。
言葉でわかっているだけでは、相手に全然伝わりません。
一人一人のゲストに対して「もう一度来て頂きたい」という気持ちで行動して欲しいのです。
料理は、規定通りの味付けと盛り付けをする。
サービスは、人として親切に接することです。
当たり前ことですが、これらを全員で実行して欲しいのです。
遠回りのようですが、これが一番効果が出て即効性があります。
例えば、ご希望なら天ぷらの揚げたてができることを案内する。
これも親切のひとつなのです。
昨日は麺類組合の研修に参加し、JTBの講師によるCS(お客様満足)についてのセミナーを受けました。
色んな事例を元に話をされていましたが、
要は、期待通りでは生き残れない、期待以上をやる、というセミナーでした。
今はそういう時代なのです。
とにかく『今ご来店頂いているゲストに、もう一度来て頂く』
年末年始の繁忙期が実践するチャンスです。
ぜひこれをパートナー全員で実行して下さい!
そしてこれを来年のスローガンとします。
パートナーの皆さん、どうかよろしくお願いします。
画像は、hanayeの特製弁当です。
100食近い量をこなしても、一つ一つに愛情を感じます。
私なら もう一度頼みたくなります。
それでは、今日も・素敵な・一日を!
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃
2015年11月25日 水曜日
『ららぽーとエキスポシティopen!』
大阪に大型モールが立て続けにオープンしています。
10月23日に「イオンモール四条畷」、そして11月19日には「ららぽーとエキスポシティ」です。
昨日は久しぶりに午後から時間があったので視察に行ってきました。
まず最初は「ららぽーと」です。
立地は名前の通り吹田の万博公園エリアにあり、1970年の大阪万博EXPO70の跡地です。
45年前の当時は小学生だったが、父に数回連れて行ってもらった記憶があります。
そしてシンボルの「太陽の塔」は、今でもしっかりと存在感があり、とても懐かしく感じます。
その正面に出来た ららぽーとは先週にオープンしたばかりで、さすがに多くのお客様で賑わっていました。
三連休あとで少しは落ち着いているかと思いましたが、大きな間違いでした。
早速フードコートへ行くとカラフルな電飾が目を引き、各店のファサード(看板など外観)も個性あふれるもので、アメリカで訪れたフードコートのようです。
フードコートは たくさんのお客様でしたが、夕方前ということで席が空いてないほどではありません。
我々と同業のうどん店は、「讃岐うどん まごころ」という店で、香川県丸亀市の宮武製麺所が運営しています。
この宮武製麺所は関東のららぽーとでは もうおなじみの店で、品質も良いと思います。
そしてここのフードコートも、各店の客単価は上がっています。
というより、客単価の高い商品を扱う店が主流になってきて、
我々が入っているAM鈴鹿のフードコートとは全く違ってきているのです。
だから大手のファストフードチェーン店は、もうありません。
唯一セルフうどん店だけが、一品あたりの客単価の低い店です。
牛タン、ローストビーフどんぶり、高級バーガーなど、1,000円前後でも納得できる店ばかりです。
そう考えると「麺の匠」で出している、シーフードサラダうどんや松阪牛スジカレーうどん、またビーンチャウダーうどんは時流です。
ただコンセプト作りが今後の最大の課題ですが。
今の麺の匠は、セルフうどんでありながら高単価メニューもあるので、中途半端なのは事実です。
讃岐式のセルフうどんの人気も、まだしっかりとあります。
一方で、どこのフードコートでもこれなので、もうそろそろ新しい業態の必要性も感じます。
ただ 藤井社長が言われる「マーケティングとイノベーションは表裏一体」の通り、新しいうどんの業態のニーズがどこまであるかです。
フードコート=ファストフードがこれまでの成功方程式です。
これが崩れ今では、有名店+グルメ志向になってきています。
レストランのように時間を楽しむスローフードまではいきませんが。
新しい造語ですが「ミドルフード」かも知れません。
カジュアルに高級グルメが楽しめる。。ですかね。
試食後レストラン街に行くと外に面していました。
公園を前にし二つのフロアーで段差をつけ、雰囲気はいいです。
ただ日本の気候環境では、この外に面しているのが気になりますが。
総合的にみると「ららぽーとエキスポシティ」は素晴らしいショッピングモールリゾートだと思います。
イオンモール四条畷の報告は、また次回します。
それではみなさん、今日も・素敵な・一日を!
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃