2011年5月11日 水曜日
『善きものを他人に与えようとする性質をもつこと!』
みなさん!おはようございます!!
『成功の方程式』
私たちのうどん業界では、今まで色んなチャレンジをしている。
創作うどんは、その一つである。
例えば名古屋のきしめんでパスタをモデルにしたメニューでやっていたところがあった。
場所も良く女性の方もたくさん通るところでやっていた。
しかし、いつの間にか店がなくなっている。
また岐阜で同じようにやっていた店を去年見に行ったが、お客様の数は少なかった。
ところが「つるとんたん」だけは今も繁栄を続けている。
また町田で和菓子屋からスタートした「中野カフェ」という店も繁盛している。
ここでは、食事メニューは創作うどんを出しているが基本は甘味のカフェで成功している。
今回の権兵,リニューアルは、この成功の方程式を見抜かないといけない。
これは、分かりやすく言うと、
「うどんを売っている店」と、
「時間を売っている店」との違いである。
要は今まで創作うどんを売っているいる店は、ほとんどが消えていっているのである。
反対に創作うどんは、あくまでも食事の時間を楽しく演出する道具のひとつだと考えている店が発展している。
ランチなら1時間、ディナーならそれ以上の時間を楽しめる店が成功している。
カフェに例えるとよくわかるが、カフェを利用する大きな動機は、
友達とおしゃべりをしたり、本を読んだり、誰かと時間待ちをしたり、
要はコーヒー一杯350円で、その時間を買うのである。
このように単純に女性をターゲットにするから、パスタをモデルにした創作うどんを出すとか、ヘルシーなうどんメニューを出すだけでは利用されない。
うどんが出て来て食べたら終わり、なら30分で十分だろう。
時間を楽しみたい人は、利用したくても利用出来ないと言った方がいい。
無から有をつくるのは簡単ではないが、ゲストを選び、ゲストにあった食事のライフスタイルを提案すれば、居心地が良くなるので必ず必要とされる。
今回は、この方程式を徹底的に勉強することである。
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃
2011年5月10日 火曜日
『善きものを他人に与えようとする性質をもつこと!』
みなさん!おはようございます!!
『藤井師匠からの教え』
きのうは大和製作所の名古屋でのイベントがあり、
私の師匠のひとりである藤井社長のセミナーを聴かせて頂いた。
今回最新情報では、九州博多に新しくオープンした阪急デパートのレストラン街の素晴らしいということと、
また大阪梅田の大丸デパートの地下に新しくオープンした「つるとんたん」である。
この「つるとんたん」は大阪から東京六本木に数年前に進出して大成功しているうどん店です。
そして今回の内容には驚いた。
何が驚いたかと言うと、これかた私たちがやる権兵,リニューアルの内容と、よく似ていたことだ。
実際行ってないのでイメージだけだが「スローフード」というコンセプトを打ち出している。
メニューの提案はカフェめしを非常に意識している。
私たちがやろうとしていることは、とてもハードルが高いと前回言ったが、もうすでにやっていたので驚いた。
藤井師匠は、この「つるとんたん」について、
老舗のうどん店が過去のこだわりやプライド、スタイルなど、すべての記憶を消して新しいものを作ったことに、とても注目していた。
まるでまったくの別人が作り上げた新しいスタイルのうどん店、いやカフェなのだ。
先のことは分からないが、老舗のうどん店が自ら新しいスタイルに挑戦して日本の文化を伝承して行く姿は立派だと共感する。
そしてあらためて今回の権兵,リニューアルに気合が入った。
無から有をつくることになるが、私たちも今やらなければいけない。
過去のたくさんの先駆者とは、そういうものだったのだろう。
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃
2011年5月8日 日曜日
『善いものを他人に与えようとする性質をもつこと!』
みなさん!おはようございます!!
『スローフード』
私たちの「権兵,」が今年の8月でオープン3周年になる。
この期に思いきってリニューアルを決定した。
今まで私たちは創業店の「ゑびすや」と東京の「二代目甚八」以外はセルフ式のうどん店をやってきた。
今回の権兵,リニューアルは、セルフ式を止める。
セルフ式は、ファストフードが基本である。
ファストフードは、利便性が最優先される。
要は立地という条件が、とても大切になる。
新しい権兵,は、このファストフードからスローフードに業態変更する。
スローフードにすると、ゲストのターゲットがガラリと変わる。
自分を大切にする女性達が好む、本格的な上質のジャパニーズレストランにしなければいけない。
これは、かなり成功のハードルが高くなる。
そしてリスクも高くなる。
今全国の既存のうどん店は大手の丸亀製麺などを除き、軒並み苦戦をしている。
その大きな理由は、現状に甘えリスクをとらないことが、ある調査で分かっている。
確かに何もしないと目先は楽である。
しかし、その店の将来は無いかもしれない。
私たちには、大きな志がある以上そんなわけにはいかない。
そしてスローフードの、もうひとつの高いハードルは、
「うどん」を売ってはいけないことだ。
うどん屋がうどんをうれない…?
こう思われるが、スターバックスコーヒーはコーヒーを売っていない。
サードプレイスという第三の場所を提供している。
ディズニーランドもアトラクションを売っていない。
感動を売っている。
同業者の「つるとんたん」はファッションを売っている。
今権兵,はこの基本を元に着々と内容を詰めている。
予定では、6月の3日にリニューアルオープンをするつもりだ。
このリニューアルは、私たちが大きく変われるか試される時である。
プラスの言葉を使うNo.1
本気のうどん 森下晃